釧路・根室旅行(211031)
こんにちは。あかつき です。根室二日目です。本日は、根室市内を散策し、夕方の列車で釧路へと戻りました。
お世話になった宿を後にして、駅前にある根室市観光インフォメーションへと向かいました。こちらでレンタサイクル を借りて、市内を散策することにしました。
自転車は3時間で500円、1日1,000円となっており、私は3時間レンタルしました。
またインフォメーションセンター内にはお土産屋さんがあり、根室の土産やロシアのお土産がありました。なぜかプーチン大統領のカレンダーが...笑
今回自転車で向かった先は、桂木トーチカという戦争の遺構です。トーチカとはコンクリートで作られた防御用陣地のことで、第二次世界大戦末期に、米軍が北海道へ進行してくることを想定して作られたものです。根室市には桂木トーチカの他にも、いくつかのトーチカがあります。桂木トーチカの場所は地図の通りで、自転車で20分くらいのところにあります。
手前の2つのコンクリートの建物がトーチカで、左奥には風力発電が見えます。不思議な世界が目の前に広がっていました。
トーチカに近づいてみました。側面の小さな穴から外を監視したり、銃などを使って攻撃するようです。中はご覧の通り朽ちて、荒れ果てていました。
現在このトーチカは特に管理されているわけでも、何か説明文があるわけでもありません。このような遺構を活用することで、過去の戦争の記憶を後世へと受け継ぐことができるのではないかと思いました。
戦争の面影を肌身で感じた後は、根室駅へと戻りレンタサイクル を返却しました。駅前バスターミナルから本土の最東端として有名な納沙布岬へと向かいました。
バスのダイヤは上記のスケジュールとなっており、私は11:05のバスに乗りました。
12:00頃に納沙布岬に到着しました。およそ50分くらいかかりました。このバスは根室駅の列車に合わせていることから、ダイヤの本数が少なく、次に駅に戻るバスが12:40となっていました。さすがに40分では周辺施設を回りきれないため、15:10のバスに乗って帰ることにしました。
まず最初に「四島の架け橋」が目に入って来ます。火が灯っている所は、4島が帰ってくるまでは消えることはないそうです。少し前にこのモニュメントに落書きをされたというニュースがやっていましたが、既に修復済みでした。
空が晴れてて、よかったです。今回持参で双眼鏡を持って来たので、それで北方領土をみました。でも周辺施設内には双眼鏡が設置されているので持参しなくても大丈夫でした。
こちらは貝殻島で北方領土の中で最も日本に近いところです。年に何回かロシア側にお金を払ってこの近くで昆布漁を行うようです。私もお土産に昆布を買って自宅で食べましたがとても美味しかったです。
ロシア川の建物も見えたのは意外でした。近くて遠いところだと改めて感じました。
灯台の裏手には野鳥観察の部屋があり、ここからも北方領土を見渡すことができます。
次にお昼を食べることにしました。この辺りでは生サンマ丼が有名ということで岬の駅という食堂でサンマ丼を食べました。甘辛いタレとあってとても美味しかったです。蟹の味噌汁も無料でいただきました。
本当は「鈴木食堂」の生サンマ丼を食べにいくはずでしたが、生憎冬季休業中でやっていませんでした。でもこちらのお店も美味しかったのでおすすめです。
次に北方館に行きました。こちらでは四極踏破証明書(日本の端っこに来たことを証明するもの)をもらうことができます。昨年の2020年の11月には日本本土最北端の稚内へと行って来ました。日本の端っこみたいなところに行くのが好きな人はぜひ挑戦してみてくださいね笑。
過去の稚内の記事も参考に添付したいと思います。合わせてみていただければと思います。
こちらは北方領土の歴史を説明する施設で、4島の歴史などが説明されています。
根室市北方資料館も北方領土の歴史やロシアとの関係について説明や展示がされていました。特に1946年頃の日本人とロシア人が一緒に暮らしていた写真は印象的でした。
また納沙布岬にはオーロラ タワーという展望台がありました。入れると思って近くに行ってみましたが、現在は廃墟になっているようです。天気も悪くなって来て、ちょっと不気味で異様な雰囲気でしたが、もし登れるのであれば北方領土をもっと眺めることができそうです。
3時間くらいでしたが、非常に濃い時間を過ごすことができました。北方領土の歴史を学ぶことができてよかったです。北方領土に対する熱い姿勢を感じました。いつの日か平和に日本に戻ってくることを祈ってます...
15:10分のバスに乗って根室駅へと戻って来ました。16:12分の列車に乗って釧路方面へと戻りました。
いつか納沙布岬で夕日を見てみたいですね。最東端は日が沈むのも早い。
西和田駅まで3駅間ですが、側面展望で動画を撮影してみました。雰囲気だけでも伝わればと思います。日本最東端の駅である東根室駅も写っています。
2時間40分くらい列車に揺られて、釧路駅へと戻って来ました。遠かった..
釧路で有名なスパカツを食べに「泉屋 総本店」というレストランへと向かいました。
お店の近くに「KUSHIRO」というモニュメントがあり、写真を撮ってみました。海外ぽくてかっこいいですね!笑
雰囲気は昔ながらの洋食屋さんと言った感じで、かなりメニューも豊富な感じです。早速スパカツを注文しました。鉄板が熱々で、油はねが注意ですが、懐かしい味がしてとても美味しかったです。パスタがカリッとしているところもよかったです。
釧路駅から意外と離れているので、徒歩の場合は時間に注意して来てくださいね。
忙しい一日でしたが、念願の根室を観光することができました。次の日は釧路湿原や釧路駅周辺を中心に観光をしましたので、次回も読んでいただけると幸いです。