稚内旅行(20201101)
こんにちは。あかつき です。
今回は北海道 稚内へ旅行に行きました。現在はコロナで海外に行くことができない中、しばらく日本国内の旅行に焦点を当てたいと考えています。中でも日本の国境をテーマにした、いわゆるボーダーツーリズムにこだわってみたいと思っています。ちょうど昨年の今頃はロシアのハバロフスクやサハリンに滞在していましたが、サハリンとも関係の深い国境の街稚内を通じて両国の様々な歴史について学びたいと思います。
旅の主な内容 (2020年11月1日 1日目)
10/31夜に札幌到着し、翌日7:30に特急宗谷で稚内へと向かいました。(札幌での滞在ではこれと言って何もしていないので省略します。)
札幌駅から稚内までは特急でも約5時間かかります。約400kmほど離れています。
しばらくすると宗谷号が入線してきました。
宗谷号は4両編成で、自由席が最後尾で、それ以外は指定席です。車内販売もなく、お弁当等を事前に買っておかないとなかなかきついのではないかと思います。駅構内にはキオスクや駅弁販売しているところがあるのでそういうところを利用すると良いのではないかと思います。
いよいよ約5時間にわたる鉄道旅が始まりました。
私のように終点まで向かう人もいれば、途中駅の旭川駅で降りる人も多かったです。
札幌駅からしばらく走ると、すぐに畑や山林が見えてきました。所々紅葉していて、綺麗でした。所々、サハリンの鉄道の沿線を彷彿とさせ懐かしい気分にもなりました。
せっかくこういう機会なので、札幌駅で駅弁を購入して食べることにしました。
途中で大雨降ったり、晴れたりと不安定な天気が続きました。あと一ヶ月後はあたりは雪で覆われているそうです。
車内の広報誌の一部ですが、本州と北海道の大きさを示したものです。うかつに北海道一周ドライブしたいと言ってた大学生時代の私に見せてあげたいです。笑
そんなこんなで終着の稚内駅へとやってきました。
東京駅から約1500kmということで、改めて遠くまできたなあと実感しました。
駅は想像していたよりも近代的で、道の駅(お土産屋さんや食堂もある)としても機能しています。さらに二階には映画館(最北端の駅でもあり映画館でもある。)もあるなど地元民の憩いの場にもなっているようです。
稚内は2泊3日の余裕のあるスケジュールだったので、1日目は近場に焦点を当てて観光しました。 まず稚内の観光スポットであるノシャップ岬へ向かうことにしました。
駅前のバス停から10分くらいで周辺に到着しました。ちなみにノシャップという言葉はアイヌ語のノッ・シャムからきているということで、岬のそばという意味があるらしいです。
残念ながら天気が悪く、人もほとんどいませんでした。
(次の日の宗谷岬訪問の際に晴れることを祈るだけでした。)
せっかくきたので見学することにしました。大人は500円です。
せっかくなので餌のカゴを二つ買って、アザラシと戯れることにしました。笑 1カゴ100円です。
館内にはちょっとした水槽もあり、楽しかったです。美味しそうなタラバガニ...
また隣には稚内市青少年科学館があり、宇宙や地球、南極探検隊の歴史など様々な展示がありました。
結構施設は古いですが、一人でも家族連れでも楽しいのではないかと感じました。
次に私はバスで南稚内駅の方へ行くことにしました。町をよく見てみるとロシア語の案内が非常に多いのが特徴的でした。例えば...
このような交通標識に英語のほかにロシア語の表記があります。
私はキリル文字はなんとなく発音できるので、なんとなく読めました。笑
(ローマ字表記もあるのでそれはそうか...)
このような感じでサハリンとの近さを実感して、いっそう面白くなってきました。
南稚内駅までやってきました。特に何もなくトイレだけお借りして、稚内駅まで徒歩で戻ることにしました。笑
市内に戻る際に稚内市樺太記念館へ向かいました。この記念館は副港市場内にあるのですが最近全ての施設が閉鎖されたということでなんとも寂しい状態になっていました...
残っているのはこのレトロな商店街と二階にある稚内市樺太記念館だけでした。もともとは温泉施設も完備していたようです。
2階に上がったところすぐ左手の方向にあります。観光客は全くいませんでしたが、男性スタッフの方が2名いて、私に色々と説明をしてくれました。また私がサハリンに行ったことや、ウズモリエで鳥居を見た話を真剣に聞いてくれました。
サハリンには私の知らないところにもまだまだ日本時代の歴史遺産が残っていることを改めて知ることができました。また展示されていた当時の日本とソ連の国境の印はサハリン 州立郷土博物館でも同様のものを見ました。
詳細は以下の過去ブログにも書いてあるのでよろしければ読んでいただけると幸いです。
こうやって歴史を勉強できるのも旅行のいいところです。また機会があればサハリンに行って、真岡の郵便局やウグレゴルスクにも行ってみたいです。
そんなこんなであたりは真っ暗になり、稚内駅周辺に戻ってきました。
駅近くには古くからの商店街があります。一見夜だからお店が閉まっているようにも見えましたが、ほとんどが閉店しておりいわゆるシャッター商店街状態でした...
地方を訪れると感じるのが、こういう過疎化です。観光に頼りすぎると、現在のコロナのような状況で生き残るのは難しいかもしれません。地元の資源を生かした地域開発に取り組む必要があると思います。私たち若い人がいろんなアイディアを使って政府の進める地方創生に貢献していく必要があると強く感じました。
国境の街のブランドを生かして地方創生につなげることはできないだろうか...
そんな複雑な気持ちを抱えつつも、夜ご飯にすることにしました。
夜ご飯は商店街近くの寿司竜さんに伺いました。お任せ握りを注文しました。お通しは枝豆と味もついたお豆腐みたいなものが出てきました。とっても美味しかった。お寿司もとっても美味しかった
学生の時はビールなんか飲めませんでしたが、いつの間にか好きになってきました。
ということで1日目は終了しました。読んでいただきありがとうございました。