ロシア極東旅行 ウラジオストク編(10/31)
こんにちは。あかつきです。ウラジオストク2日目(最終日)を紹介します。今日は二日目にして最終日です。
ウラジオストクに到着したのが昨晩でしたので、周りは暗くてよく見えませんでした。
朝になるとヨーロッパの街並み、アジアにはない景色が広がっていました。
東京から2時間30分で来ることができるヨーロッパとして納得できます。教会があったり、銅像があったり面白いです。ただウラジオストクは坂が多いので少し歩くのは大変でした。あと交通量が多いのですが、そんな中で感じたのがロシア人の安全運転が徹底されていることです。日本をはじめ多くのアジア諸国では信号無視や歩行者優先を守ることができないドライバーが多いですが、ロシアではそうではありませんでした。(あくまで私が体験しただけかもしれないですが)
例えば信号のない横断歩道を渡る時必ず車は止まってくれます。日本ではどうでしょうか...?
また車といえば日本の中古車が多いです。トヨタ、ホンダ、日産などたくさん走っていました。「バックします。ご注意ください。」「右へ曲がります。ご注意ください」と日本語が流れるトラックも多かったです。(笑)
街中にはキオスクという売店もたくさんあります。飲み物から玩具まで幅広く販売されています。中にいる人にお金を渡して、商品をもらうシステムです。その代わりロシアではコンビニはほとんど見かけませんでした。(サハリンにセブンイレブンはありましたが..)
この日はまず鷲ノ巣展望台を目指しました。ウラジオストクの街並みを一望できるスポットとして有名です。
鷲ノ巣展望台まではケーブルカーを使っていくことができます。私は帰りだけ使いました。片道20ルーブルです。車掌さんにお金を渡して半券をもらいます。2分くらいで駅に到着します。
駅から少し歩いたところに展望台はあります。ラウンドアバウトの下の歩道を通って行きます。
朝であったことから他の人はほとんどおらず、静かでかつ晴天でしたのでとても気持ちよく街を見渡すことができました。右奥には軍艦も見えます。
ソ連時代、ウラジオストクは1958年から1991年までごく一部の人を除いて、市民や外国人が立ち入りが禁止されていたそうです。そもそもウラジオストクは「極東を征服せよ」という意味らしく、地政学的にも大変重要な地みたいですね。
次に私はキタイスキー市場へと向かいました。キタイスキー市場には食品から日用雑貨まで幅広く取り揃えてあります。またキタイスキーとは中国人という意味らしいですが、商品の多くも中国製が多いとのことです。バスは31番のバスに乗りました。20ルーブルです。
露店で購入した揚げパン? 中に野菜と豚肉が入っていました。70ルーブルくらいでとっても大きくお腹いっぱいになりました!ロシアではこういう露店も多いです。
大きな松ぼっくりとかも売っていてびっくりしましたが、これは装飾用でしょうか?それとも漢方的な用途で使うのでしょうか?市場内には中央アジアのレストランや中華レストランなどもあり食事する場所としても良さそうです。
またキタイスキー周辺はトラムが走っています。私も実際に少し乗ってみました。
日本でトラムに乗った経験(東急世田谷線、江ノ電?くらい)はほとんどありませんでしたのでかなり楽しみでした。トラムにはいろんな種類があって新しいものからかなり古いものまでたくさんあります。スピードは大して出ませんでしたが、風情があってとても良かったです。こちらも確か25ルーブルくらいでした。
ロシアのバスとかトラムとか列車の料金は安くてとても助かりました!
キタイスキー市場とトラムを堪能した後は私は街の中心部の方へ戻りました。
次に中央広場へ向かいました。正式名称は革命戦士広場というそうです。
いかにもロシアぽい銅像が目立ちます。かっこいいです。聖堂は現在工事中で骨組みが写っていますが、立派でした。中央広場は多くの観光客と地元の人で溢れており、週末になると市場が開かれるそうです。
また鳩が多くて子供達がきゃっきゃして遊んでいました。変な病気にならないだろうか...?
後中央広場横にはロシアのお土産販売しているブラッドギフツがあります。店外ではロシア語、日本語、中国語、韓国語、英語の放送が流れています。私はここで定番のマトリョーシカとソ連関係のグッズを購入しました。
中央広場から今度は潜水艦博物館方面へと歩きました。途中でグム百貨店に立ち寄りました。百貨店の裏にあるグム裏に行ってみることにしました。雑貨屋さんがあったり、アイスクリーム屋さんがあるなど若い人に人気がありそうな場所でした。
私はアイスクリーム店で少し休憩。シンプルにチョコレートとバニラにしました。
次に潜水艦C-56博物館へ向かいました。潜水艦C-56博物館はソ連太平洋艦隊が1930~40年代にかけて建造したC-56潜水艦内部を見学できる博物館です。
全長77.75m、幅が6.4mということでした。実際に乗船しました。
展示物は全てロシア語しかないので具体的に何が書いているかはわかりませんがみるだけでも価値があると思います。館内は思っていた以上に広いと感じました。ベッドの横に魚雷が置いてあるのは印象的でした。緊張感を持ってなる必要がありますね(苦笑)
戦争は嫌ですが、戦艦とか戦闘機とかってかっこよくて憧れます。
また潜水艦博物館近くにニコライ2世凱旋門がありました。昔ロシア革命で破壊されてしまったそうですが、2003年に再建されて現在は観光地となっています。
思っていた以上に大きくて綺麗でした。
次にお昼ご飯を食べに駅の方へと戻ることにしました。地球の歩き方にも掲載されているノスタルギーヤというお店に向かいました。
ウラジオストク駅を背後にして坂道をまっすぐ上ったところにお店はありました。
ボルシチ、いくらと黒パンの前菜、魚のソテーそしてワインを注文しました。いくらの前菜を注文したつもりでしたが、肉の盛り合わせが来て??状態。言葉もあまり伝わらないですし、勿体無いので食べることにしました。(笑)
でもボリュームがありすぎて、少しだけ残してしまいました。申し訳ない。でもとっても美味しくて感動しました。
この後は19:00ごろまで駅周辺や中央広場周辺を観光していました。
私は寝台列車までの時間でお土産を探していました。中央広場南側の地下街にあるギフトマーケットでマトリョーシカを買うことにしました。猫のマトリョーシカがあったのでこれを購入することにしました。少し割高ではありますが、3100ルーブルでした。「地球の歩き方」を見せると10%オフになるので是非持って行ってください。まとリューシカ以外にもテーブルクロスなども販売されていました。
映画館もあります。「天気の子」発見(笑) 新海誠さんってすごいですね...!
冒頭でも述べたようにこの日はオケアン号にのってハバロフスクへと移動しました。
後日鉄道の予約方法などは説明しようと考えております。
駅構内に入るにはセキュリティーチェックを受ける必要があります。日本の駅にはない優雅な天井が記憶に残りました。ここで時間になるまで待機していました。出発の30分くらい前になるとホームに出ることができ列車に乗ることができます。
オケアンとは「大洋」という意味で、オケアン号はウラジオストク・ハバロフスク間を約11時間かけて移動する寝台列車です。食堂車や売店もありました。
定刻通り20:45にウラジオストクを出発しました。少しゆっくりした後に、食堂車へと向かいました。
いくらのサラダと豚肉のバーベキューソースを注文しました。とても美味しかったです。日本のいくらは醤油に漬け込んであるので少し味が違うと思いましたが美味しかったです。寝台列車に乗るのは4回目でしたが、食堂車を利用するのは初めてでした。
良い時間を過ごすことができました。まさに世界の車窓から。
この後は部屋に戻って爆睡しました。
ご一読ありがとうございました